里芋の煮っころがし
伝統グルメ
奈義山ろく地域は、「黒ぼこ」と呼ばれる多量の火山灰が数千年かけて風化した、軽くて柔らかい土壌がある。そこで栽培されたさといもは、ねっとりとぬめりけが強く、優れた風味と少しの甘味が特徴。里芋の肉がよくしまり、ねばりが強くその品質は県下一であるといわれています。特に秋祭のころは里芋が一番おいしい時期です。
生まれた歴史背景
同町では、台風の季節に日本3大局地風の一つ「広戸風(ひろどかぜ)」が吹いて、農作物に被害が出ることもあります。このため、広戸風の影響を受けにくい根菜類の中で、同町の「黒ぼこ」と呼ばれる火山灰土の土壌に適した里芋が江戸時代には栽培され、現在「黒ぼこ里芋」と呼ばれています。里芋本来の味を活かした煮っころがしは昔から親しまれてきた逸品です。
食べられる地域
- 奈義町
食べられる季節
11〜1月
食されるシーン
里芋が収穫できる時期になると各家庭で食される
主な食材
- 奈義町特有の土「黒ぼこ」で育てられた里芋
- 醤油